先日のMGCマラソン、すごいドラマでしたね。
周りのどんな状況にも惑わされずに、ベストの自分を最後まで持っていけるように自分を使った中村選手が優勝しました。
解説者が
「力を抜く能力って本当に大事」と言っていました。あのレベルの戦いだと、いかに余計な力を使わずにたたかうかが、勝負の明暗を分けるのですよね。
ま、テレビの前でおせんべいポリポリ食べながら観戦していた私が何をエラそうなことを!と書いている私も思いますが(笑)。
優勝候補で2位入賞を果たせなかった大迫選手のインタビューにも、私は大きくうなずきました。
「筋トレをやった結果、動きがダイナミックになってしまい、一歩一歩のダメージが大きくなってしまった気がします。中村選手、服部選手のふたりは、省エネの走り方だった。」
まさに、これ、アレクサンダーテクニックの考え方なのですよ。無駄な力を使わず、体に与えるダメージを最小限にすることで、最大限の力を引き出す、という。
日本のアスリートたちも、アレクサンダーテクニックを取り入れたらいいのにね。
もう一つ。
『激流を流れる木の葉のごとく、石や流木を避けながらレースをしなさい』という恩師の言葉を胸に走った、と中村選手の言葉。これも素晴らしいなあと思いましたね。
”余計な力を抜けば、最大の力が宿る”ということです。
(もちろん、ただ抜けばいいわけじゃないですけれど。)
人生のマラソンランナーである私たちも、ゴールまで元気に走り抜けるためには、「力で頑張ってなんとかしよう」という古い習慣に気づき、それをやめていくトレーニングが必要かもしれませんね。
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