こんにちは。マスダ逸子です。

私は、米国でアレクサンダーテクニークの教師として、プライベートレッスンの他、カリフォルニアの大学やアクティングスクールで、”自分のよりよい使い方”アレクサンダーテクニークを教えていました。

大学で私が受け持ったクラスは、将来の夢を胸に、がむしゃらに勉強やトレーニング、練習に励んでいる才能豊かな若いアーティスト、俳優、音楽家の卵たちでした。

でも、そのがむしゃらさは、往往に自分の使い方をめちゃくちゃにしていました。結果、体に痛みをもたらし、長く練習できない。本番でうまくいかない。ひどい場合は、うつ状態に陥っている人も。

彼らは、自分を客観的に観察する力を養い、体がデザインされたように動くことを学び、体は心や思考にも影響を受けていることを学習します。

私の仕事は、彼らが次のステップでさらに輝けるよう、ガイドすることでした。

 

ヒュー・ジャックマン、レオナルド・ディカプリオなど、ハリウッドの俳優の多くも、アレクサンダーテクニークを学び、仕事に役立ったことを様々なインタビューに答えています。

 

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このように、アレクサンダーテクニークは、単に、何かが上手になる「やり方」ではなく、自分と向き合い、自分自身をよりよく使うことで、結果として、全てのことが好転していくという壮大なトレーニングなのです。
 

 

さて、

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2020年、コロナが蔓延し、世界中の人たちが家から出られなくなってしまったことを機に、大学で使ったプログラムを活用し、オンラインで、アレクサンダーテクニークのクラスを始めました。

当初、ハンズオンでのレッスンをご提供できないことに、不安を抱いていましたが、画面越しの多くの生徒さんたちが、その不安を払拭してくれました。ちゃんと、理解してくださっていたのです。

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その一人が、日本フィットネス界で、D&G （ダンス&ジムナスティック）プログラムの開発と発展にご尽力、いまなお現役バリバリでご活躍の、久保弘子先生でした。

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そして、この春、神戸で一日ワークショップを企画してくださった時に、意気投合。


日本のフィットネス界にも、"アレクサンダーテクニークを学び、ちゃんとした自分の使い方ができ、それを伝えることができる先生たちを育てよう"と、【MKプロジェクト】が生まれました。フィットネス指導者の方たちを対象とした特別プログラムです。



指導者の方たちが、フィットネス動作をただ伝えるのではなく、どのような点に意識をもったらよいのか、自分への意識を高めることに重点をおいて指導できるようになることを目的とします。

 

スポーツ界でも活躍されている方たちは、間違いなく体の使い方がうまくいっています。余計なところに力が入っていないので、その分パワーが生まれ、スタミナもあります。そして怪我が少ない。

 

これはとても大切なことで、結果として良い成績が残せるようになります。



これが、欧米で多くのアスリートたちが、アレクサンダーテクニークを取り入れて練習に取り組んでいる理由です。

 

教える生徒さんが、たとえアスリートでなかったとしても、高齢者であれ、子供であれ、伝えるべき基本は、すべて同じ「自分のよりよい使い方」です。

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