
タレント事務所の方たちとAT(アレクサンダーテクニーク)のレッスンを始めています。
先週末のクラスで、一人の生徒さんが面白い気づきをシェアしてくれました。
「ATを使えばよりよい自分になれることはわかっているのに、”やりたくない”という気持ちが出てきている」
素晴らしい観察と正直なシェア!
(クラスは、こういうことを言っても大丈夫!という場なのです。それは自分を進歩させるための重要なファクター。よりよい自分になるためには、自分をよく見せようとすることをやめる。だめだ!とか、恥ずかしい!などという自己批判や自己嫌悪をやめるところから始まります。)
実は、私もATを学び始めた頃に、同じような気持ちを持ったことがあったので、すごくよくわかります。
高い授業料と、毎朝渋滞の高速を60kmも走らせて通った通学なのに、学びたいのに「やりたくない」自分がいて、笑えました。
私たちは、習慣に慣れ親しみすぎているので、たとえその習慣が自分にとって害があると理解していても、心地のよい悪い習慣を変えたくないのです。
それが痛みをもたらす習慣であっても、その痛みをもつことに安心してしまうんですね。
よく「痛みとともに生きていく」とか「この痛みは、もう私の一生の友達」なんて言ったりするのを聞いたことないですか?
一生の友達と思えるほど、親しい仲になっている習慣!
自分に変化が起きるのは「変わらない自分であり続ける痛みの方が、変化する痛みよりも大きくなったとき」と、今日、オーストラリア人のATの先生からのメルマガに書いてありました。
変わりたい? 変わりたくない?
これを自分に問いただせる人は、マゾな自分を楽しみながら、成長していきます。
そういう生徒さんの成長をたくさん見れて、本当に幸せ。
Comments