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"よいしょ” と言ってない?

更新日:2019年8月28日



若さをキープするために、どんなことをしていますか?



私が住んでいたカリフォルニア州ニューポートビーチは、ハリウッドのお膝元ということもあり、石を投げれば整形外科医に当たるとジョークになるほどプラスティックサージェリー(整形手術のことをこう呼びます)をしている人たちが多く、ましてやボトックスくらいは、歯の矯正と同じくらいの感覚で気軽にやっていました。



私のアレクサンダーテクニックの生徒さんで、皮膚科外科医の若い先生が、ある日さらりと「私はボトックスが無料でできるからラッキーなの」と言うのを聞いて驚きました。インド系の彫りの深いすごい美人ですが、美人なりに小ジワが気になるのね。



別の生徒さん、こちらは70代と思われる、小児科医。お顔にほとんどシワがなく、思わず、「なんて綺麗なお肌!」と言いそうになり、いやいや、これはボトックス効果だよね、、、と気づき、口をつぐみました。



カリフォルニアの人たちは、概して健康意識・美意識が高いので、ワークアウト(運動)を生活の一部にし、健康的な食事を摂るライフスタイルを持っている人たちも多いです。



でも、それだけやっても、実は若々しさは保てないのですよ。



前述の70代の女医さん、お金と時間を相当つぎ込んで、若さと美しさを追求してきたと思うのですが、本体である自分の体の使い方がものすごく悪く、せっかく30代のお肌なのに、80代の体の動きだったのです。そのせいで、体に痛みをもたらしていました。なんと皮肉なことか!このアンバランスさは、私の目には異様に映りました。



日本でも似たような印象を持つことがあります。若々しいファッションに身を包んでいるのに、歩き方が、高齢者。肩が丸まり、顎を突き出して歩いている人が意外に多いですね。



アンチエイジングの化粧品を使い、艶々の髪を保ち、素敵な服を着て、エステにも定期的に通い、運動もし、食事にも気をつけている、、、としても、もし、体を意識的に使うことがなければ、いつの間にか、いわゆる ”よいしょ” ”どっこいしょ” の体の動きになっていきます。



ぜひ、無理のない体の使い方、ありのままの自分の使い方を学んでください。地道なワークですが、一度手に入れたら、日常生活における全ての活動や、ここぞという時のパフォーマンスに活用でき、一生使うことができます。



ところで、カリフォルニアでのレッスンには、外科医から精神科医、サイコセラピストまで、実に多くのドクターが通ってきていました。体や心のプロなのに?と思うかもしれませんが、「体の勉強はしてきたけれど、体の実践的な使い方は勉強したことがなかった」と。




#アレクサンダーテクニック #姿勢 #アンチエイジング #腰痛

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